第8回設計打ち合わせ ベランダとインナーバルコニーと、ランドリールーム
今、住んでいるアパートのベランダの有効サイズが、奥行き135mm×幅600mmという、わりとゆったりスペースで、さらに全面屋根付きという事で、同じようなものを設計の打ち合わせでお願いしようとしました。
ベランダとインナーバルコニーと、ランドリールーム
ベランダで考える
一戸建ての標準のベランダは2畳分
住宅情報館の注文住宅QUAD Vの標準のベランダサイズは、2畳分という事で、910mm×3630mm。実寸だと700mm×3400mmぐらいになりそうです。図面上でみると、910mm×910mmのマスが4つになります。
今のアパートのベランダが約5.23畳で、一戸建ての標準が約2畳
さて、今のようなアパートと同じものを作ろうとすると、5畳と2畳という事で、その差「3畳分」になり、オプション料金がかなりかかりそうです(汗)ざっくり計算して貰うと、屋根が無い状態で、ベランダの面積を5畳にすると、3畳分×16万円=48万円かかるとの事です。さらに屋根は基本的に「無し」が標準なので、5畳分となると5×27000=135000円かかるそうです。※1P=910mm×910mm※2P=910×1820mm=1畳※ベランダ増床は、1P(910mm×910mm)=8万円※屋根延長は、1P(910mm×910mm)=13500円
今のアパートと同じ屋根付きのベランダで追加512900円(税別)
今のアパートと同じ屋根付きのベランダ5畳分を作ると、2畳が標準で、3畳追加するのにオプション価格が、615000円(税別)かかるようです。
さらに、住宅情報館のQUAD Vですと、ベランダのパネルを金属パネルか、透明パネルの2種類から選べます。※なにも無しも選択できます。幅910mmのパネルで、総延べ床面積によって標準で付くパネルの枚数が異なります。(標準で付くのは、55平米を超えると1P、90平米を超えると2P、120平米を超えると3Pなど)
実際の図面に当てはめて考えると、2階の2部屋からベランダに出たい為、7P分の幅(910mm×7=6370mm)で、奥行きは1.2m(有効1.0m)で考えることになりました。その方式で考えると、ベランダの面積が9.23Pになって、標準からの差は5.23Pになり、ベランダ増床の費用は(5.23P×8万円で41.84万円)。屋根延長は7P分で、7×13500円=94500円で、合計512900円。
インナーバルコニーで考える
ベランダとインナーバルコニーの違い
ベランダ
- 屋根が無い
- 柱が無い
- 施工床面積に含まれない
- 2畳分は0円
インナーバルコニー
- 屋根がある
- 柱がある
- 照明がある
- 施工床面積に含まれる(1平米135000円)
- シースルーパネルなども複数つけられる
インナーバルコニーにすると、特典満載
インナーバルコニーにすると、10万円ぐらいする柱も付けられるし、13万5000円の屋根も付くし、天井に2万円ぐらいの照明が一個付くし、1枚8万円ぐらいのパネル(シースルーパネルなど)も何枚でも付けられます。柱は壁にしてもいいし、風が通るように、枠をつけたりすることも可能です。
インナーバルコニーは施工床面積に含まれます
普通のベランダではなく、インナーバルコニーにすると、施工床面積に含まれます。1平方mあたり135000円かかるので、910mm×7×1200mmで、7.64平米で、7.64×135000円で103.1万円かかります。
インナーバルコニーの奥行き1200mm(有効1m)で計算すると103.1万円ですが、奥行き910mm(有効70cm)で計算すると、78.3万円ぐらいになります。
幅910mm×7=6370mmで、
有効1mの場合で、ベランダ増床+屋根=512900円インナーバルコニー=1031000円差額518100円
有効70cmの場合で、ベランダ増床+屋根=375000円インナーバルコニー=783000円差額408000円
ランドリールームで考える
家事動線を考えた場合に、1Fに洗濯機があって、そこから洗濯物を出して、2Fのベランダに持って行って干す。というのを毎回やると大変な気がして来ました。(実家などでは普通にやってることなんですけどね…、現在がアパート暮らしで慣れすぎて、ワンフロアで同じ階のベランダに出すだけというのに慣れすぎました)
そうすると、2Fに洗濯機を置いて、そこから2Fのベランダに出した方が楽とか考えたのですが、そうすると2階リビングとか、2階に水回り全て(お風呂とかキッチンとか洗濯機とか)を持ってくるとかを考え始めたりして、そうなると最初に構想していた「家に帰ったらリビングを通る」というコンセプトが崩れたりして(汗)
ベランダ派メリット
- 洗濯物は太陽の光をたっぷり浴びせたい
- 洗濯物は自然の風で乾かしたい
デメリット
- 急な雨で風があると洗濯物が濡れる
- 花粉や土埃や虫などが気になる
- 1階の洗濯機から2階のベランダに移動して干さなければいけない
ランドリールーム派メリット
- 部屋干しなら花粉や土埃や虫などもつかない
- 図面的に家事動線が最短
- 干す時間を気にしなくても干せる
- 急な雨でも考えなくて良い
デメリット
- それだけのスペースを洗濯物を干すために使ってしまう
- ランドリールームの場合は部屋と同じ考えなので、施工床面積に含まれるので金額が膨らむ
ランドリールームは3畳で669420円
床面積を増やすと、下記の項目が1平米あたりで計算されて増えていきます。
- 工事諸経費(@18500円/平米)
- 設計及び確認申請料(@8300円/平米)
- 地盤改良工事(@8200円/平米)
- 建物本体工事価格(@100000円/平米)
全て足すと、1平米あたり135000円になります。
- 1平米あたり135000円
- 1坪(1820mm×1820mm)あたり447174円
- 1畳(1820mm×910mm)あたり223587円
- 3畳で670761円
- 6畳で1,341,522円
18500+8300+8200で35000円本体価格で+10万円で合計135000円
ベランダ、インナーバルコニー、ランドリールームの金額まとめ
ベランダの場合
2畳のベランダ(屋根なし)にした場合=0円
0円(標準仕様の価格に含まれています)
2畳のベランダ(屋根あり)にした場合=54000円
54000円。ベランダは0円で2畳分の屋根延長で13500×4=54000円かかります。
4畳のベランダ(屋根あり)にした場合=428000円
2畳分は標準で付いてくるので0円で、ベランダ増床の2畳分が1P(910mm×910mm)×4×8万円で32万円と、屋根は元々付いてないので、1P(910mm×910mm)×8×13500円で108000円。2畳分増床32万円と、屋根4畳分の合計で428000円。
2畳のインナーバルコニーにした場合=447172円
インナーバルコニーにした場合は、1平米あたり135000円追加になるので、2畳ですと910mm×910mm=0.8182平米が4つ。1平米=135000円なので、111793円(0.8182平米)×4=447172円。
両端の柱や壁、屋根もその価格で付いてきます。さらにシースルーパネルなども正面の壁の面積によりますが、何枚つけても金額は同じです。(標準だと2枚しかつかいが、5枚なども可能)
4畳のインナーバルコニーにして場合=894344円
単純計算で2畳の倍かかります。4畳ですと910mm×910mm=0.8182平米が8つ。1平米=135000円なので、111793円(0.8182平米)×8=894344円。
2畳のランドリールームにした場合=460472円
ランドリールームにする場合は、部屋と同じなので、施工床面積として計算されて、2畳ですと910mm×910mm=0.8182平米が4つ。1平米=135000円なので、111793円(0.8182平米)×4=447172円。その他に、天井に物干し竿を吊るための天井補強でおよそ8500円と、天吊金具ホスクリーンが2本1組4800円ぐらいなので、合計460472円
3畳のランドリールームにした場合=684058円
3畳にすると910mm×910mm=0.8182平米が6つ。1平米=135000円なので、111793円(0.8182平米)×6=670758円。それと天井補強で8500円と、天吊金具ホスクリーンが2本1組4800円ぐらいなので、合計684058円
まとめ
家事導線を考えると=ランドリールーム。
金額を考えると=ベランダを4畳くらいの増床タイプ。
という選択になりそうです。
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