第11回設計打ち合わせ 窓(サッシ)を決めよう
窓(サッシ)を決めよう
注文住宅「QUAD V」の標準はLIXILのようです。
だいたい間取りが決まってくると、今度は、全ての窓(サッシ)を決めていかないといけません。
住宅情報館のQUAD Vの標準のサッシはLIXIL(リクシル)になります。YKK.APと比べて窓の外側の枠(ガラスじゃ無い部分)が小さくなっており、結果的にガラスの面積が大きいそうです。
リクシル(LIXIL):サーモスII-Hというシリーズになります。アルミ樹脂複合サッシLow-E複層ガラス アルゴンガス入り(全窓)
延べ床面積によって標準でつけられる窓の数が決まります。
参考:LIXIL サーモスII-Hの紹介
内観色と外観色が各5色
外観色:ブラック、オータムブラウン、シャイングレー、ナチュラルシルバー、ホワイト
内観色:ブラック、クリエモカ、クリエラスク、クリエペール、プレシャスホワイト
デザイン:フレームを約50%スリム化。ガラス面積の15%※拡大
従来品に比べ、フレームを約50%スリム化。
外と内がつながる心地よい窓辺を実現します。
室内からフレームがほとんど見えず、まるで窓が存在しないかのようなシンプルで美しいフォルム。
従来の窓と比較すると、その違いは一目瞭然です。サーモスⅡ-H/Lなら、視界がすっきりと広がり、
部屋に居ながら光や景色などの自然がより身近に感じられます。
※縦すべり出し窓(オペレーター)での比較
ガラス面積の15%※拡大を実現。
フレームの極小化によりガラス面積を15%拡大。
眺望性・採光性の向上に加え、
断熱性能の向上も果たしています。
※縦すべり出し窓(オペレーター) W640×H1170での比較
参考:標準仕様書より 標準の窓(サッシ)の数
居室窓:
延べ床面積による居室窓の標準の窓数
- 55平方m~6(3)
- 60平方m~7(3)
- 70平方m~8(3)
- 80平方m~9(4)
- 90平方m~10(4)
- 100平方m~11(5)
- 110平方m~12(5)
- 120平方m~13(6)
- 130平方m~140平方m 14(6)
※( )は掃き出し窓への変更可能な数となります。
主に腰窓(高さ50cmから130cm)と呼ばれる普通の窓か、掃き出し窓(高さ180cmか200cm)と呼ばれる、床まである2タイプの窓から選択します。
選べる腰窓サイズ
幅:114cm、119cm、150cm、160cm、165cm (114cmより小さい74cmや69cmや60cmの窓はあかり採りの窓としてカウントされます)
高さ:50cm、70cm、90cm、110cm、130cm
選べる掃き出し窓サイズ
幅:119cm、150cm、160cm、165cm
高さ:180cm(主に2階のベランダの場合)、200cm(主に1階の場合)
あかり採り窓:
延べ床面積によるあかり採り窓の標準の窓数
- 55平方m~6
- 60平方m~7
- 70平方m~8
- 80平方m~9
- 90平方m~10
- 100平方m~11
- 110平方m~12
- 120平方m~13
- 130平方m~140平方m 14
選べる窓
- 引き違い窓(掃き出し窓)サイズ
- 引き違い窓
- 縦すべり出し窓
- 横すべり出し窓(オペレーター型)
- 内たおし窓
- すべり出し窓(オペレーター型)
- すべり出し窓
- 上げ下げ窓
- 突出し窓
すべり出し窓は外側に倒れて開きます。ハンドルと呼ばれる開くために回す部分と窓の間に網戸が付きます。
内倒し窓は家の内側に倒れて開きます。網戸は外側に付きます。
スリット片開き窓は、外側に開きます。開く向きは設計時点で変更可能です。ハンドルの外側というか窓の内側に網戸が付きます。スリットFIX窓は完全にあかり採り窓になるので開きません。FIX窓は、全て開かない窓のことです。
我が家の場合は居室窓=12、あかり採り窓=12
我が家の場合は、110平方m〜119までの枠になり、「居室窓」としては、12箇所でそのうち5箇所は掃き出し窓に変更可能になります。そして、「あかり採り窓」は12箇所になります。
ざっくり計算して行くと、
<居室窓>
1階=4箇所分(そのうち、掃き出し窓3)
- リビング 掃き出し窓(2つ連結させてカウント2)
- 居室 掃き出し窓 引き違い窓
- ランドリールーム 引き違い窓
2階=6箇所分(そのうち、掃き出し窓2)居室窓
- 寝室 掃き出し窓 引き違い窓
- 子供部屋A 掃き出し窓
- 子供部屋B 引き違い窓2つ
- 書斎 引き違い窓
<あかり採り>
1階=9箇所
- シューズインクローゼット= 1
- 玄関=1
- ダイニング=3
- キッチン=1
- トイレ=1
- 洗面室=2
- ランドリー ルーム 引き違い窓=1
- お風呂 引き違い窓=1
2階=5箇所
- 書斎=1
- 納戸=1
- トイレ=1
- 階段=1
- 子供部屋 引き違い窓=1
という感じになり、居室窓は12箇所のうち、10箇所。あかり採りの窓も12箇所のうち、16箇所と、標準でつけられる枚数(居室窓2枚分を、あかり採り窓4枚分に変換して)は、全て使い切りました。
リビングや居室などの窓は、ほぼ確定で、それ以外自由に変えられるのは、主にあかり採りの窓になり、「書斎」の1や、「ダイニング」の3連などが、0にしたり、2連にしたりして、他に回せるかなという感じでしたが、ほぼ最初に決めたもので行こうとなりました。あとは、防犯目的で人が入れないような細さにしたり、ダイニングとキッチンの窓の幅や縦の長さなど、外から見た時に綺麗に並ぶように調整したりしました。
引き違い窓は、サイズでカウント方法が変わります
同じ引き違い窓でも、幅114cm、119cm、150cm、160cm、165cmから選択すると「居室窓」としてカウントされます。そして、幅60cm、69cm、74cmから選ぶと「あかり採り窓」としてカウントされます。「居室窓1枚=あかり採り窓2枚」なので、つまり、114cm以上なら1枚、74cm以下なら2枚使えるということになります。
窓の位置は自由に決められます
基本的な位置
基本的には床から2mの位置に窓の上端が来ます
※幅と高さで、出来ないサイズの組み合わせもあります。
リビングなどの掃き出し窓の場合、下は床から始まって、高さは2mの位置になりますが、窓の幅や位置などは規格があって、その中から選べます。(2階の寝室からベランダなどに通じる掃き出し窓は、防水のための段差をつけないといけないので、窓自体の高さが2mではなく1m80とかになります。床からは2m7cm。寝室側が27cmの段差があります。)
居室:掃き出し窓サイズ
幅:119cm、150cm、160cm、165cm
高さ:200cm(1階の場合)、180cm(2階の場合)
居室:引き違い窓サイズ
幅:114cm、119cm、150cm、160cm、165cm
高さ:50cm、70cm、90cm、110cm、130cm
あかり採り:引き違い窓サイズ
幅:60cm、69cm、74cm
高さ:50cm、70cm、90cm、110cm(幅74cmのみ)
あかり採り:FIX窓サイズ
幅:26cm、36cm、60cm、69cm、74cm、119cm
高さ:30cm、50cm、70cm、90cm、110cm、130cm
あかり採り:縦すべり出しサイズ
幅:26cm、36cm、60cm
高さ:70cm、90cm、110cm、130cm
あかり採り:横すべり出し
幅:36cm、60cm、69cm、74cm
高さ:30cm、50cm、70cm、90cm
あかり採り:内倒しサイズ
幅:36cm、60cm、69cm、74cm
高さ:30cm、50cm、70cm
あかり採り:片上げ下げサイズ
幅:26cm、36cm、60cm
高さ:70cm、90cm、110cm、130cm
スリットサッシ
あかり採り:FIXサイズ
幅:21cm
高さ:90cm、110cm、130cm
あかり採り:縦すべり出しサイズ
幅:21cm
高さ:90cm、110cm、130cm
あかり採り:横スリットFIXサイズ
幅:69cm、74cm、114cm、119cm、160cm、165cm
高さ:18cm、23cm
あかり採り:スクエアFIXサイズ
幅:21cm、26cm
高さ:18cm、23cm
あかり採り:スクエア突き出し、横すべり出しサイズ
幅:26cm、31cm
高さ:23cm、28cm
まとめ
感想
足元まで窓がある「掃き出し窓」は、あと1つ使用可能でランドリールーム に使う予定だったのですが、家相を見て貰った際に、壁に対して、1/4ぐらいの小さい窓ならつけていいけど、全面に近いような大きな窓はつけないほうが良いと言われ、聞いてしまったので後には引けず、壁に対して1/4ぐらいの引き違い窓に変更しました(汗)。おそらく幅165cm×高さ200cmの掃き出し窓をつけようとしたところ、結果的には幅69cm×高さ70cmの引き違い窓になりました。それ以外は、ほぼ満点な感じだと思います。
居室窓1は、あかり採り窓2と同じ意味になるので、有効活用しよう
居室窓=12、あかり採り窓=12と延べ床面積により、標準の数が決まりますが、居室窓1を無しにして、あかり採り窓を2つ増やすことが可能です。
また、その逆で「あかり採り窓」を2つ無くすと、「居室窓(引き違い窓)」を1つ増やすことが出来ます。
窓を増やしすぎると柱や壁が必要になるかも
私たちの場合、南側にリビングと居室を並べて、その南側の壁面は全て窓をつけた為、南側に窓が集中してしまい、設計打ち合わせの途中で、先生から耐震の計算で、もしかしたら、柱か壁が必要になるかもしれませんと言われました。色々見ていた他の方のブログや設計図などで、最終的にリビングの内側に柱を立てなくては行けなくなった、という記事を見つけたりして、ドキドキしてましたが、最終的に特に柱や壁は増やさなくて済みそうです。何度も確認しちゃいました。リビングの中に柱とか立たないですよねって。
基本的に窓を小さくすれば良いという話ではないようで、窓をつけた壁は耐震構造的にカウントされないとか。何もない壁の長さや、面積などで計算されるそうです。私たちの場合は、一番弱いとされる南側リビングの北側の壁というか、直角の壁にスーパーパネルを設置されていたりして、そういうのが全体的な設計で問題なくなったのかもしれません。
採光に関して
バランスよく配置すれば、いつでも明るく快適な生活が生まれるという光の取り入れ方ですが、私たちの場合は、基本的には南側の窓は大きく、それ以外窓は、防犯対策や、覗かれる事を考慮してあかり採りの窓をバランスを考えて配置しました。
リビングと並んだ居室側の窓は、下記のような窓が並んでおり、日中は照明が無くても、かなり明るい状態です。
- リビング:幅241cm×高さ200cm
- 居室:幅150cm×高さ200cm
- 居室:幅165cm×高さ110cm
さらにリビングに隣接したダイニングの壁に、幅26cm×高さ130cmの窓を高さ220cmの位置から3つ並べたのも明るさを演出しています。
ただ、1階のトイレに関しては、間取りの関係で、階段の真下にした為、下がり天井になり、大きなサイズの窓がつけられず、幅36cm×高さ50cmの内倒しの窓にしたのですが、ここは日中でも照明をつけないと暗いですね。2階のトイレは制限がなかったので、幅60cm×高さ50cmの縦すべり出し窓にしたのですが、こっちは日中、照明が無くても明るいです。
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