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第10回設計打ち合わせ 24時間換気設備は、第3種機械換気(吸気は自然で、排気は電動ファン)

2019年8月12日注文住宅-設計打ち合わせ注文住宅,24時間換気,第3種

新築に引っ越したら、風邪や花粉症の症状が出てきたとか、子供の喘息が悪化したという話は、シックハウス症候群という病気の疑いがあります。これは、家を建てる時に、建材や家具や、接着剤や塗料、防腐剤などに含まれる化学物質(主にホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレンなど)が、家の中に有毒ガスとして発散されて、それを吸い込んだ住んでいる人の体を蝕んでいくというものです。この問題が大きくなり、2003年の7月1日に、シックハウス症候群の対策を盛り込んだ建築基準法が施行され、主に「有毒ガスを発散させる原因となる建材や家具などに制限がされるようになった」のと、「1時間あたり、部屋の1/2の空気量を入れ替える24時間換気設備の設置」が義務付けされました。

住宅情報館の、注文住宅QUAD Vでは、下記のような仕様になってます。

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建具設備機器はすべてはF⭐️⭐️⭐️⭐️(星4つ)

住宅情報館のQUAD Vは、建具設備機器はすべてはF⭐️⭐️⭐️⭐️(星4つ)という、一応最高ランクのものが使われています。ホルムアルデヒドの発散量が、建築基準法の規制対象外の5μg/立法mh以下のものが使用されていて、このクラスは制限なしで使用できるそうです。

ランクの種類

◾️Fの表記なし 第1種ホルムアルデヒド発散建築材料 120μg/立法mh超 使用禁止

◾️F⭐️⭐️ 第2種ホルムアルデヒド発散建築材料 20-120μg/立法mh 使用面積が制限される

◾️F⭐️⭐️⭐️ 第3種ホルムアルデヒド発散建築材料 5-20μg/立法mh 使用面積が制限される

◾️F⭐️⭐️⭐️⭐️ 建築基準法の規制対象外 5μg/立法mh以下 制限なしに使える

そして、機械換気の種類は「第3種機械換気」というものになります

機械換気の種類

第1種機械換気

吸気と排気の両方に電動のファンで強制的に行うもの。熱交換式と併用して、室内の温度や湿度に近い状態で換気をすることが出来る。他の方式と比べて、電気代が高い。導入に費用がかかるなど。

第2種機械換気

吸気をファンで強制的に行い、排気は自然に排出されるもの。一般的な住宅にはあまり採用されない方式。導入の費用は第1種に比べて安価で出来る。熱交換式と併用できないので、換気の能力を高めると、外気の温度や湿度などの影響を受けやすい。

第3種機械換気

吸気は自然に行い、排気を強制的にファンで行うもの。一般的な住宅でよく用いられる方式。導入の費用は第1種に比べて安価で出来る。熱交換式と併用できないので、換気の能力を高めると、外気の温度や湿度などの影響を受けやすい。

住宅情報館のQUAD Vのカタログ表記

図面には下記のように書かれております。

排気は…、24h換気排気ファン 100φ

吸気は…、24h換気自然吸気口 100φ

24時間換気システム

結露やカビ・ダニなどの発生原因となる、換気不足による湿度の高まりを軽減します。10μm以上の粒子(スギ花粉・粉塵)を63%以上カットするフィルターを装備。清浄されたクリーンな空気を24時間供給します。
外気洗浄フィター(捕集率:10μm以上を63%以上(質量ほ法))付。強風や台風など、外部環境の変化に対応できるワンプッシュシャッター付き。常時モード(強)と冬季モード(弱)の風量が切り替えられる強弱切替スイッチを装備。

我が家のパターン

1階には吸気口4つと、排気ファン1つ

1階には、吸気口として、リビング1つ、ダイニング側に1つ、居室に1つ、ランドリールームに1つの計4つで、排気ファンはトイレに1つです。

それ以外に、キッチンには別に吸気口と、レンジフードの換気扇があります。

2階には吸気口が4つと、排気ファンが2つ

2階には、吸気口として、寝室に1つ、それぞれの居室(子供部屋2つ)に1つずつ、書斎に1つの計4つで、排気ファンは、トイレに1つと、書斎に1つの計2つです。

吸気口の設置される高さは基本2200mm

吸気口の設置される場所ですが、高さは床から2200mmの位置です。(基本的に天井高2400mmに対して)。(ハイ天井仕様2600mmにした場合は2400mmの位置になります)。

設置される場所はドアから一番遠い壁

そして、場所は、部屋全体の空気を吸い込むと言う意味合いから、部屋のドアから一番遠い場所の壁になります。

注意ポイント:2畳や3畳は注意

基本的に天井高2400mmのところに、2200mmの高さで24時間換気の吸気口が設置されますので、エアコン等、あらかじめ設置場所を決めておけば、それに干渉しないように吸気口を設置してくれます。

ただし、2畳や3畳などの場合は、エアコンを設置する事を想定していない場合があって、その場合は後からつける事を考えているなら、設計段階で伝えておかないと、エアコンを設置しようとする壁に吸気口がつけられて、エアコンが設置できなくなる場合もあるので注意が必要です。

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